青色申告のやり方 個人事業主は青色申告がおすすめ(2023年度版) - ソラ飛ぶイルカ

青色申告のやり方 個人事業主は青色申告がおすすめ(2023年度版)

確定申告には大きく分けて、白色申告と青色申告の2つの方法がありますが違いがわかりますか?

青色申告は白色申告に比べて帳簿が複雑ですが、最大65万円の控除を受けることができるメリットがあります。
「難しい」というイメージが先行しがちな青色申告も、実際にやってみると意外と簡単にできてしまいます。

個人事業主にとって重要な確定申告の青色申告のやり方をわかりやすく解説します。

青色申告とは?

確定申告の申告には、青色申告と白色申告の2種類があります。

青色申告とは、税制上の優遇が受けられる申告制度のことで、白色申告よりも少し複雑な作業が必要になります。

まず、青色申告には、事前の届け出が必要になります。
また、最大65万円の控除を受ける場合には、必ず複式簿記で記帳しなければならないので、帳簿の付け方が複雑になります。

青色申告は誰もができるわけではありません、法律では「所得」は10種類に分けられていますが、このうち「不動産所得」「事業所得」「山林所得」の3種類を得ている個人事業主が、青色申告を行うことが認められています。

青色申告のメリットとデメリット

「青色申告」は、「白色申告」に比べてさまざまなメリットがあります。

青色申告のメリット

  1. 青色申告特別控除「最高65万円」
  2. 家族の給与は必要経費になる(配偶者は最高86万円、15歳以上の親族は最高50万円)
  3. 「減価償却の特例」を受けられる
  4. 赤字を3年間繰り越すことができる

などがあります。

青色申告をする最大のメリットは、①の「65万円の青色申告特別控除」です。

2020年(令和2年)分の確定申告から65万円特別控除の適用要件が変わったので、特別控除は、65万円控除、55万円控除、10万円控除の3種類になりました。
65万円控除は、e-Taxによる電子申告または電子帳簿保存が必要になります。

青色申告特別控除の65万円があると、所得400万円の場合に約20万円の差があります。
申告ができる要件が揃っているのであれば、青色申告がおすすめです。

青色申告のデメリット

  1. 事前に「青色申告承認申請書」を所轄税務署長に提出すること
  2. 複式簿記を行わなければならないということ

会計ソフトや青色申告会などもあるので、複式帳簿はそこまで難しくありません。

 

青色申告の必要書類

 

事前申請

まずは「所得税の青色申告承認申請書」と「個人事業の開業・廃業届出書」を提出しなければ、個人事業主として青色申告をすることはできません。
税務署にそれらを提出すれば、青色申告を行う資格を手に入れることになります。

開業freee(フリー)など、開業書類を税務署に行かずにオンラインで作成できる無料のサービスもあります。

確定申告

事業所得の確定申告には「青色申告決算書」と「確定申告書B」を提出します。
「確定申告書B」には、必要に応じて、各種控除関係の書類を添付します。

事前の準備さえすれば、提出するのは「青色申告決算書」と「確定申告書B」の2つということになります。
領収書や請求書は提出する必要がなく、申告書に入力する為に必要で保管する必要があるだけです。

 

青色申告の勘定科目

お金の出入りを記入する際に、表示金額の名目を記載しなければなりません。そのときの分類が「勘定科目」です。

勘定科目を使うことによって、現金がどのように入ってきたのか、またどのように現金が出ていったのかが、わかりやすくなります。

青色申告では、現金出納帳、預金出納帳、売掛帳、買掛帳に、売上・仕入・必要経費などを記入していきます。
会計ソフトを用いれば、あとは固定資産の減価償却の入力を必要に応じて入力すれば、青色申告決算書は自動的に作成されることになります。

入ってくるお金については「売上」「雑収入」など、出ていくお金については「水光熱費」「旅費交通費」などのような勘定科目を用いて、帳簿を作成していきます。

「勘定科目」は厳密に定められているものではありませんが、利害関係者に分かりやすく開示する必要があります。

勘定科目は法律で決まっているものではなく、自由に設定したり、個人で作ったりすることもできます。
適当な勘定科目がない場合は「雑費」という勘定科目で処理しますが、あまりに雑費が多いとわかりにくくなるため、勘定科目を作ってもいいでしょう。

確定申告のやり方

 

確定申告書の書類作成方法は大きく分けて、

1.  手書きで作成
2. 税務署の確定申告書作成書コーナーで作成
3.  会計ソフトで作成
4.  税理士に依頼

の4つがあります。

作成が面倒な人は、4  税理士に依頼が一番楽かもしれませんが、依頼するのには10~20万円の費用がかかります。
所得が多い人は税理士に依頼をしてもいいとは思いますが、副業や不動産収入などで年間数十万~数百万の人にとってはこの費用は大きいはず。

2. 税務書の確定申告書作成コーナーは、例年混みあっておりコロナの状況で密は避けたいもの。
となると、3. 会計ソフトで作成をおすすめします。

会計ソフトを使えば、画面のステップに沿って情報を入力するだけで、ソフトが自動的に計算して確定申告書類を作成してくれます。
難しい計算や住所などを書く作業も少なくて済みます。
また、クレジットカードとの連携もできるので経費の入力も少なくてとっても楽なのです。

サポートチャットサービスもついているので、わからないことがあればチャットやメールですぐに質問することができますので安心です。

 

確定申告の提出方法

確定申告書の提出方法は主に3つあります。

1.  税務署に郵送する
2. 手渡しで直接最寄りの税務署に提出
3. e-Taxを使い、オンライン上で完結させる

e-Taxはオンラインで手続きができるのでとても便利ですが、手続きにはマイナンバーカードが必要です。
郵送の場合は、郵便局の窓口で定形郵便として提出し、消印有効期限までに提出しなければなりません。

 

確定申告する方におすすめ

やはり手書きで申告書を作成するのは大変な作業です。

そこで、確定申告の書類の作成の際におすすめなのが確定申告用のソフト。
クレジットカードとの連携や、スマホだけで確定申告もできるソフトもあるので、初めての方でも簡単に確定申告ができてしまいます。

青色申告は原則として複式簿記で記帳しなければならないので、簿記の知識が乏しい人は帳簿が難しく感じるかもしれません。
また、平成26年から白色申告でも帳簿の提出が必要になったので、青色・白色に関わらず確定申告をする以上は帳簿は避けては通れません。

税理士に依頼する方法もありますが、おすすめは青色申告にもe-Taxにも対応した確定申告ソフトの活用です。

おすすめの確定申告ソフト

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まとめ

確定申告は難しいイメージがありますが、やってみると意外と難しくないと思うはずです。
税金のことを学ぶきっかけにもなりますので、自分で確定申告にチャレンジしてみましょう。

 

 

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